━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○○○ 紅茶の楽しみ教室 第2回○○○ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ =============================今回の内容=============================== ◆美味しい紅茶を入れる為にまず知っておきたい事 ◆あとがき ====================================================================== ━━ 美味しい紅茶を入れる為にまず知っておきたい事 ━━━━━━━━━ 良い茶葉を手に入れても、入れ方が適切でないと美味しい紅茶は 頂けません。基礎の基礎をまず押さえておいて下さい。 ●○● よくある誤った入れ方 ●○● ◆充分な抽出時間をとらない。 抽出時間とは、茶葉に湯を注いでから待つ時間の事です。 茶葉の美味しさをひきだすには、その茶葉に適した抽出時間が必要です。 時々茶漉しネットに入れた茶葉の上からサーと熱湯をかけてはい出来あがり という方がいますが、その入れ方で出来るのは色付きの湯だけです。 ◆2番煎じは駄目です。 紅茶は緑茶、ウーロン茶と異なり、2番煎じは不可です。 1度抽出した後の茶殻に再び湯を注いでも、薄い色付きの湯しか出来ません。 ●○● 茶葉の大きさによる入れ方の違い(抽出時間) ●○● オレンジペコ(OPと略されます)やBOP(ブロークン・オレンジペコの略) といった表示を見かけたり、聞いたりした事がありませんか? それは茶葉の等級を表す言葉です。 (オレンジペコは等級を表す言葉でオレンジの味や香りとは無関係です) 等級といっても品質の優劣ではなく、茶葉の大きさ(砕かれ具合)や形状別の 分類です。 大切なのは、紅茶を入れる時の抽出時間(茶葉にお湯を注いでから待つ時間) は等級(茶葉の大きさ)によって変える必要があると云うことです。 大きい茶葉は長く抽出しないと香味が充分に出ませんし、細かい茶葉は短くて 良いのです。 1杯あたりの茶葉の量も、細かい茶葉は成分が濃く出やすいので大きな茶葉より 少なめで良いのです 茶葉に適した抽出時間で入れる、というのは重要なポイントです。 良い茶葉も抽出時間を間違えると台無しです。 等級の詳しい解説はまた後日として、簡単に説明すると・・・ ◇比較的大きく形の残った茶葉(フルリーフといいます) 最適な抽出時間は4分前後です ・OP(オレンジペコ)、FOP(フラワリーオレンジペコ) ・FTGFOP、TGFOP(インド紅茶特有の等級) ◇やや細かくなった茶葉 抽出時間は3分前後 ・FBOP(フラワリー・ブロークン・オレンジペコ) ・P(ぺコー)、FP(フラワリー・ぺコー) ◇細かく砕かれた茶葉 抽出時間は2〜3分 ・BOP(ブロークン・オレンジペコ) ・BOPF(ブロークン・オレンジペコ・ファニングス) ◇粉状の茶葉、抽出時間は1〜2分 これら茶葉はリーフティーとして売られている事は日本ではほとんどなく ティーバッグに入っていたりします。 ・F(ファニングス)、D(ダスト) ◇CTC茶葉(丸く粒状に加工された茶葉)も抽出時間は短く1〜2分でOKです 上記抽出時間はあくまで目安で、実際には茶葉の質や濃さの好みにより 若干の調節が必要です。 上記はストレートティー(ミルクを加えない紅茶)の場合の目安です ミルクティーの場合は上記より1〜2分長めにするとよいです。 ●○● 茶葉とお湯の量 ●○● 熱湯160cc(出来上りティーカップ1杯分)に対する茶葉の量は、 大きな茶葉ならティースプーン大盛1杯(約3g)、 細かい茶葉ならティースプーン中盛1杯(約2.5g)ぐらいです。 茶葉の大きさによってスプーンのさじ加減が必要です。 濃さの好みは個人差もありますので、好みに合わせて調節して下さい。 濃すぎた場合は薄めれば大丈夫です。 薄過ぎた場合はどうしようもありません・・・。 ●○● 1度に入れる量 ●○● リーフティーをポットや手鍋で入れる場合は、湯の量が少な過ぎると茶葉が うまく広がらず、また抽出中に温度が下がりやすいので、美味しく入れる事が 難しいです。1度に入れる量は最少2杯分以上がお勧めです。 2杯分は、熱湯320cc、茶葉は大きい茶葉ならティースプーン山盛り2杯(6g) 細かい茶葉ならティースプーン中盛2杯(5g)が分量です。 細かいブロークンタイプの茶葉なら、1杯分だけの少ない量でも比較的美味しく 入れやすいです。少量の湯でも抽出しやすく、また抽出時間が短い為、少量の 湯でも途中で冷める心配があまりない為です。 ●○● 湯の温度は? ●○● 紅茶は原則として、沸騰している熱湯で入れて下さい。 発酵が浅い茶葉など、高温で渋みがきつく出る場合はやや低温(80度〜90度) で入れた方がよい場合もありますが、殆どの紅茶は沸騰した熱湯で入れます。 ティーポットを使って入れる場合、茶葉を入れる前にポットを湯通しして 温めておかないと、熱湯を注いだ時に温度がかなりさがってしまいます。 特に冬場は要注意です。 ●○● どんな水が良い? ●○● 紅茶を美味しく入れるのに適する水は、空気をたっぷり含んだ新鮮な軟水です。 日本の水道水は殆ど軟水ですので、紅茶には適しています。 市販のペットボトル入り水には硬水(ミネラル分を多く含んだ水)が多いの ですが、硬水は紅茶には向きません。 新鮮な水道水をすぐに沸かして使うのが理想です。 長時間使わなかった蛇口から出る水は古いので、しばらく他の事に水を使って から、紅茶用の水を汲んでください。 長時間沸かし続けた湯や、いったん冷めたものを沸かし直した湯などは、 空気が抜けてしまっているのでお薦めできません。 長時間沸騰し続けた湯は、蒸発により不純物の含まれる割合も多くなって しまっています。 水に含まれる空気は茶葉に熱湯を注いだ時に湯の中で茶葉を動かし (ジャンピング)香味を引き出すのに一役かってくれている存在なのです。 水道水の水質が良くない場合は浄水器を通すのが理想ですが、水質が悪い、 しかも性能の良い浄水器もない、という場合はボトル入りの市販水で妥協して ください。硬水ではなく、軟水のものを選んで買って下さい。 ボトル水には空気はあまり含まれていませんが、仕方ないです・・・。 電気ポットの湯で紅茶を入れている方は多いと思います。 本当はあまりお勧めではないにしても、便利さは捨てがたいですね。 以下の点に気をつければ電気ポットも 可 です。 ・1日一回は必ず中のお湯を全部取り替える。 電気ポットは大容量タイプではなく、小容量でこまめに新しい水を補給す る方がお勧めです。 ・温度設定が出来る機種(最近増えています)なら、最高温(98度)に 設定する(紅茶を入れる前だけでも) ・再沸騰ボタンがついている場合、押してぶくぶく沸騰させた直後の湯を 茶葉に注ぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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